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6/11(マチネ)「白鳥の湖」新国立劇場バレエ(柴山・井澤ペア)

楽しみにしていた今シーズン最後の演目、3回観覧予定の第一回目を観てきました。
1列目の下手側で、カーテン前でのレヴェランスはすごく近くて良かったのですが、観覧中はやはり奥行きちょっ分かりづらく、上手奥はオペラグラスで見てしまいました。最前列なのに💦

一言で言うと、今日の柴山さんは本当に素晴らしかった❤️
柴山さんは私の推しで、各公演で出演回1回は必ず観覧(応援?)しています。GWの夏の夜の夢で、柴山さんは大きく花開いた🌸😍と思っていましたが、今日のオデット🦢オディールで更に進化し且つ深化したと感じました。
2年前と同じペアで、前回は井澤さんにリードされて踊っている印象でしたが、今回は自信を持ってオデットもオディールも演じていてオーラが凄かったです。王子が少しおとなしめに思えてしまうほどでした。

第一幕冒頭、王子は終始浮かない表情で心を閉ざしてる様子。やっとベンノデビューの速水さん(そして公演中ベンノは今回のみ)はその気持ちに寄り添いつつも少しは楽しみましょうよと宴を催します。前回観た木下さんや福田さんはどちらかというと兄的キャラのベンノでしたが、井澤王子に対する速水ベンノは終始笑顔で慕い寄り添おうとする弟的な感じでした。速水さんご本人に近い感じなのか全く違和感がなく等身大のキャラでした。クルティザンヌとのパ・ド・トロワでは、いつもの華やかなジャンプや軸がぶれない安定した美しいスピンで魅せてくれました。前回ベンノデビュー予定が怪我で舞台に立てず、今日はその分存分に見せてくれました。

第二幕、白鳥狩りに行った夕暮れの湖で王子が白鳥のオデットに遭遇。やっと柴山さん登場。姿を変えられた王女の悲しみと、愛を誓いロットバルトの呪いを解いてくれる人への切望を、優雅にしかし明確に表現します。王子とのPDDも悲しさ刹那さを漂わせていました。前回の柴山さんに比べ、出てきた瞬間のオーラも、表情やマイム、踊りの美しさも雄弁さも、何もかも、前回と違う、格段にバージョンアップしてると感じました。

第三幕、いよいよオディール登場、そしてバリエーションも多い舞踏会の華やかなシーンです。王子のお見合い相手のハンガリー、ポーランド、イタリアの王女はいずれも盤石なダンサーでソロを決めてくれましたが、イタリア王女の五月女さんはやはり動きが別格でした。テンポも早く足捌きも細かいソロですが余裕で魅せてくれ、どんなに足が忙しくても上体は終始ぶれず落ち着いていて、体のコントロールが素晴らしいです。

そして遅れてロットバルトとオディール登場。PDDでは、王子を絶対に虜にさせる自信を秘めながら魅惑的に目を配り一緒に踊りつつ時にツンデレ。すっかりオディールに魅了され胸がいっぱいになりつつも、ふと前夜出会ったオデットを思い出す。王子の心の揺らぎに気づいたロットバルトがオディールに耳打ちすると、オディールは儚げな表情で白鳥のような振舞いをちらつかせて、「ほら、私は昨晩の・・・」信じ込ませようとする。続く王子のソロは優雅で正確なジャンプで魅せてくれ、オディールのソロも柴山さんが正確で優雅、魅惑的に決めてくれました。コーダ目玉のオディールの32回転では3回転も何度か入れて最後まで回り切り(前回は入れても2回転までだったかも?)、見事に王子を虜に。

魅力を確信して王子を誘惑するオディールがそのまま体現されていて、私もすっかり魅了されてしまいました😍

第四幕、誓いを破った王子を許すも、もうこの世で一緒にはなれず魔法も解けないので、オデットは絶望し湖に身をなげる、王子も続き二人はあの世で愛を成就させる。この辺り私の席が前過ぎて&左側過ぎて舞台中央から向こうで何が起こってるのか、白鳥たちも沢山いたのでよく見えなかったのですが、真ん中から観てたらもっと涙腺にきてたかな。第二幕でも目を引かれましたが、2羽の白鳥の花形悠月さんが手足が長くて軸が美しかったです。

柴山さん、夏の夜の夢に続き踊りが一層充実し確信も見られ、これが以前から盤石だった正確な技術とエレガントさ、説得力ある演技力を更に押し上げて、今回の役でフルに発揮されたように思います。進化が加速して更に大きく次へのコマを進めた気がしますし、そう遠くないいつか、プリンシパルに任命される日が待ち遠しいです。

それにしても白鳥の湖は見どころが多くてどの幕も真剣に集中して観てしまうので、この3時間1本勝負は結構疲れることがわかりました(私が歳を取ったのか・・・?)。あと2回見る予定なのですが、3回分の記憶があとでごっちゃにならないように観たものをきちんと整理しなければ・・・。

次回は14日マチネの吉田(朱里)・渡邉ペアです。ゆりたかペアでチケットを買ったものの、吉田都監督が推す人材なら見てみましょう。公演リーフレットのキャスト表を見ると、吉田さんオデット・オディール役に集中するようですね。この日はロットバルトに小柴さん、スペインの踊りに小川さんと森本さんがデビューで、私に取っては中島瑞生さんのベンノもお初なので、いろいろ楽しみです。

3回目は17日ソワレの速水さん王子デビュー日。今日はベンノ好演だったのでこの調子で若くてダイナミックな王子を観たいものです。しかし公演中ベンノも王子も両方デビューっていうのもすごい😳 他の日に名前がないので、明日から切り替えて王子の準備なのですね。

3回とも主役だけでなくロットバルトもベンノも被らないので、我ながらうまい具合にチケット取ったものです。


# by crushburn | 2023-06-11 23:29 | 音楽・舞台 | Comments(0)

5/6 「シェイクスピア・ダブルビル」新国立劇場バレエ

昨日は2回目の鑑賞かつ千穐楽。お目当ての柴山さんを観てきました。

この日のマクベスは米沢さんと福岡さん。開幕後あちこちのブログで好評を拝見しましたが、お二人の踊りはいつも通り上質ですが、演技も凄かったです。マクベスを愛するが故にこの人を玉座に着かせるためなら手段を選ばない方向にまっしぐら、しかも手を汚すのは自分以外で夫かその手下に邪魔な人物は消させる夫人。マクベスへの思いは踊りに表れていたし、強い意志や魅惑的な言動ゆえにマクベスが逆らえないのも納得。マクベスが王殺害のためらいやその後自分の行為の重大さに狼狽し苦悩する様、手下に暗殺させたバンクォーの亡霊に悩まされ恐れ慄く具合は福岡さんが十分に表現してくれました。可動式のシンプルな舞台装置で、バンクォーが恐怖するマルコムの体を真っ直ぐすり抜ける表現も亡霊らしかったです。さらには「夢に見たから」というマクベスに無実のマクダフ家族の暗殺も夫人は示唆し、手にした王位を奪われまいと躍起です。

夫人はこの一連の殺害を唆していたので罪の意識から夢遊病になり、目の前のマクベスを認識しなかったり、他人(殺された誰か?)と誤認してパニックになったり、仕舞いには狂気で(睡眠不足で?)死んでしまう。米沢さんによるこの狂気ぶりも見応えがありゾクっとしました。やはり、悪事を働いてまで権力にしがみつく人はどこか考えや行動がおかしくなってしまいますね。

結局マクベスもマルカムと家族を失ったマクダフに殺され、マルカムが王位についた際に亡霊として夫人と共に恨めしく舞台中央に進み出て幕がおりました。

1時間で話は分かりやすくまとまっていて演出も満足なのですが、だいぶ演劇寄りのバレエ作品という印象。出演した皆さんは踊りも上手いので、時間が多少延びてもいいのでもう少し踊りを増やして欲しいかな。

休憩を挟んでいよいよ夏の夜の夢。
冒頭の妖精さんたちのコールドはさすが新国立と思わせるピタッとした動きの揃い方。他の演目でもそうですが毎度見事です。

渡邊さんのオーベロンは、堂々として威厳のある立ち姿で王の風格満点でした。
そして柴山さんのティターニア。女王の威厳は保ちつつ、かなり複雑なステップや動きも軽快に妖精らしく見せてくれて大満足‼️ わたし的には、舞台上には柴山さんではなく明らかにティターニアがいた、つまり役を完全にモノにして踊りと表現の両面で体現していたと感じています。本当に見事に演じられていました❤️ 惚れ薬のせいで「まあ、なんて可愛らしいフサフサの耳❣️」と言わんばかりにロバになったボトムに心を奪われ、他の妖精たちにロバを紹介せずにいられないほどの惚れ込み具合もありありと伝わってきましたし(妖精は最初ドン引き)、バランスを崩しながらのターンなど素人目にも難しそうなことも本当に軽やかにこなしていて、最後の渡邊さんとのPDDも美しかったです。

パックの山田さんは軽快で正確な踊りを見せてくれましたし、木下さんのボトムもコミカルかつポワントの動きもこなれていて楽しかったです。パック、ボトム、森にやってきた2組のカップルのやり取りも楽しませてもらいましたが、この日はどちらかというとよりお上品にまとまっていた感じ。別キャストはコミカルな部分がより出ていた気がします。福田さんはその辺り元々得意でしょうし、2組のカップルも好き好き&ドタバタ具合がより可笑しかったかも。その時のパックの石山さんは若干大柄でバランス的に足が長めなのか、跳び回るとダイナミックで踊っている時は舞台を支配している感じを受け、この日の公演はパックが8割持っていった印象が残るくらい突出していました。千穐楽の山田さんは踊りも十分見せながら他の役も巧妙に引き立たせるうまさも感じられました。昨日だけでしたが佐野さんのパックも良かったらしく観たかったです。

新国立のバレエはまた来月、再演になる白鳥の湖。キャスト違いで3公演分チケット購入したのでこちらも楽しみ。各ペアは前回と同じなので、柴山さん&井澤さんペアの安定したパフォーマンスに期待。柴山さんの儚いオデットと魅惑的なオディール、どちらも素敵でしたが、その土台となる一つ一つの動きが綺麗であることが強みだと思います。数年前に比べてメリハリがよりついたというか、最近は動きが粒立って一層綺麗に見えます。またこれも吉田監督になってからですが、演技的な部分もさらに進化したのか、あるいは元々持っていたものをより発揮できる環境になったからなのか、舞台での表現力全体が増したように感じます。より魅力的なバレエダンサーになった、と思うのは単なる推しの発言ではなく、今シーズンからファースト・ソリストに昇格したように客観的にも評価されているのでしょうね。次にプリンシパルになるのは柴山さんであってほしい、と思いながら応援しています。

そしてもう一人注目する速水さんも、米沢さんと組んでジークフリード役デビューとのこと。こちらも買ったチケットのうちの1枚でとても楽しみです。今回のオーベロンよりは演じやすいのではないかしら?

# by crushburn | 2023-05-07 13:52 | 音楽・舞台 | Comments(0)

4/30「シェイクスピア・ダブルビル」新国立劇場バレエ

久しぶりの投稿になりました。
そして久しぶりの新国立バレエ鑑賞。今回はシェイクスピアの2作品で世界初演のマクベスと夏の夜の夢。

まずはマクベスから。小野さん、奥村さんとも演技も上手いダンサー。期待を裏切らずしっかりドラマを演じてくれました。ダンカンやバンクォーの亡霊に恐怖し慄くマクベスや、夢遊病になりマクベスを見て狂気する夫人の様子は圧巻。さすがプリンシパルのお二人でしたマクダフ役の中島駿野さんも家族を殺された悲しみも復讐決意もよく表現されてたと思います。そしてマクダフ夫人の渡辺与布さんは笑顔が暖かくて本当にお子さんのいる素敵なお母さんみたいでした。

マクベスは今回初めて作品を知り人間関係が複雑そうでしたが、原作の話の筋を損なわずにスッキリまとめて1時間におさまり、ストーリー展開も早いので、気が逸れる暇もなく集中して鑑賞できました。

休憩を挟んで今度は夏の夜の夢。今日は推しの柴山さんの日ではなく、速水さん目当てで鑑賞しました。
・・・がしかし!今日は石山さん演じるパックが8割方持って行ったような気がします。ずっと舞台上で飛び跳ねててものすごい運動量ですが、石山さんは笑顔のまま、時に役柄らしくイタズラな表情を見せて、最後までエネルギーを切らさず踊りまくってました。いやー、スゴイ!凄かったです! ボトム役の福田さんも、ロバのポワント、魔法が解けてからの事実確認の様子も好演でした。2組のカップルもそれぞれエレガントながら時にコミカルでよかったです。

そしてオーベロンとティターニアですが、初日のせいなのか若干固かったかも・・・。速水さんいつももっとオーラ出てるのに今日は若干控えめ?? 妖精の王の「どーだ感」がもう少し見たかったなという感じでした。とはいえ踊りはいつものように美しかったし、池田さんとのPDDもすごく合っていて見応えありました。昨年ジゼルでお二人が組んだ時に、雰囲気が似ているし一緒に踊ると息ぴったり、と思ったのを今回再確認できました。来年も組む演目があれば観てみたいです。

まずは今週末、キャスト違いで観覧する5/6の千穐楽も楽しみ🎵

# by crushburn | 2023-04-30 22:48 | 音楽・舞台 | Comments(0)

2/25 マチネ 「コッペリア」新国立劇場バレエ

目まぐるしいキャスティング変更のあったニューイヤーバレエから早ひと月強。
あっという間にコッペリアの公演が来てしまいました。もう2月も終わりなのね、2023年も速いわ・・・135.png

今日のマチネは木村優里さんがスワニルダの予定でしたが、くるみ割り公演での怪我が長引いているようで柴山紗帆さんが代打に。ライブ配信でなく劇場での木村スワニルダも楽しみでしたが、柴山さんのスワニルダも観てみたかった私としては、期待値が全く変わらないままこの日を待ち望んでいました。このところ柴山さんの踊りはますます磨きがかかってきたように感じるし、演技も上手なので、スワニルダは絶対いける!とかなり確信度高かったです。

幕が上がってみると、初役もあってか少し緊張されてるかしら?と思うところもあったけど、なんなく踊りこなしていたし、福岡さんとのやりとりやパートナリングも良かったのでは。シンフォニー・イン・Cでも一緒に踊ってたしね。柴山さん、演技でみせる場面はやはりバッチリでしたし、特にクラシックな動きの踊りになるととても美しかったです。ああ、早く柴山さんのオデット/オディールを再び観たいわ・・・113.png

福岡さんは何度もフランツを演じているので余裕のパフォーマンスでしたが、ソロで踊る部分はやはり型が一つ一つ美しく、演技や表情の見せ方も含めさすがベテランのプリンシパル、と納得でした。しかし、23日の初日当日に突如渡邊峻郁さんが降板になり、福岡さんが渡邊さんの出演日の23日と25日ソワレを代打することになったので、つまり今日は昼・夜公演とも踊る・・・って結構大変そう。でも福岡さんスタミナあるタイプ(と勝手に想像)だから大丈夫かな。

今日のコッペリウスは昨年の配信でも私好みだった中島さん。今回も人形とのダンスはやはり素晴らしかったです。何が良いって、中島さん自身だけでなく人形にも常に美しい姿勢を保たせて一緒に踊る、もっと言えば、人形を本当に人間のスワニルダとして美しく踊らせているんです。直後の会場の拍手も感服した雰囲気を醸し出してましたし、前半少し固かったかなという印象がこのダンスの後から変わり、スワニルダやフランツとのやりとりから幕切れの絶望感まで、表現がより生き生きとした気がしました。

ところで会場でのブラボーは解禁になったのかしら? 今日はまだ聞かれなかったけど、終演後の退場も順序指定のアナウンスがなくなったので、実はもう叫んでいいのかしら?

ともあれ、明日ソワレの米沢唯さんとフランツ初役の速水渉悟さんのペアも楽しみです110.png

それにしても、最近観るものが多すぎて、今月は18日にオペラのファルスタッフ@新国立、20日はROHダイヤモンドセレブレーション、そして今日明日のコッペリア、明後日月曜はROHくるみ割り@映画館と、今日からバレエ3連チャンだし、18ー27日の10日間で5公演も観るなんて目がおかしくなりそうだし頭も混乱しそう(既にしつつある)153.png その数日後来週金曜は羽生結弦さんのNotte Stelataライブビューイング@映画館。少し空いて3/24はオペラ座ライブビューイングの眠りの森の美女@映画館、26日はDance to the future@新国立、31日はまたオペラ座のバレエ・リュス@映画館。。。目が忙しすぎる。。。



#コッペリア
#スワニルダ
#新国立劇場バレエ
#柴山紗帆


# by crushburn | 2023-02-25 18:19 | 音楽・舞台 | Comments(0)

放送大学: ついに卒業確定!/ 自営業と会社員の格差

2016年の2学期に3年次編入した放送大学。
長く在籍可能なのと仕事の忙しさもあって、だいぶ長く計6年半在籍(うち休学3期)してしまったが、つい先ほど、卒業要件に足りなかった2単位分の科目が単位取得できたことがわかり、ついに卒業が確定しました!

ここまで長かったー!!

本当は21年1学期で卒業予定だったのだが、なんと不覚にも1科目落としてしまい卒業できず・・・。コロナ禍で通訳の仕事はごくわずかな時期が続いていたこともあって、色々な面でモチベーションが落ちてしまい、一旦お勉強も保留にしていました。

ようやく昨年半ばから仕事が劇的に回復したので仕事以外のモチベーションも上がり最後の1科目を受講。コロナ禍もあって気になっていた社会保障に関する科目を取りましたが、私のようなフリーランス/自営業の立場が万が一の際にいかに弱いかが改めてよく分かりました。

例えば、会社員なら辞めても失業保険があるし希望すれば職業訓練も国の支援で受けられるけど、個人事業主は基本そんなのないし(11年の震災時も仕事が一気になくなったが政府からの支援はなかった)、コロナ禍で支援金も出たけど家賃でほぼ飛んでしまう金額。他に無利子の融資制度もあったようだけど返済するなら自腹と同じだし、職業訓練のように完全に支給してもらう内容の支援は存在しなかったと思う。当時兼業してたフルタイム契約社員の仕事もコロナ禍で終了になり、1年未満の雇用だったため職業訓練を受ける資格がないと言われた。あまりにも自営業者の立場は脆く、こうした外的要因で急に仕事がなくなれば、あっという間に無収入で生活が苦しくなってしまう。ステイホームの期間中、近所のスーパーで買い物しながら「私もじきにここでレジ打ちのパートかなかぁ・・・」と何度も思ったし。

もちろん自腹で万が一の備えはしてるけど大金持ちでないので額はそこそこだし、一方会社員は状況問わず月給がで続けるし解雇でもすぐ国から失業手当が出るので、乗り切り方が100%自腹vs100%支援となるとまったく危機感が違う。給料が出続けるなら厳しい外的環境の打撃をそれほど感じずに嵐がおさまるまで乗り切れてしまうだろう。

こんなふうに私が感じていた格差や自営業の脆さが受講した科目の中でもしっかり問題点として取り上げられていて、危機の際に自営業者があっという間に貧困層に転がり落ちないためのセーフティネット(しくみ)が必要だ、と第一章で力説されていて大きく納得。以降の章でも男女格差や子供の貧困について詳しい説明があり、すごく勉強になりました。

日本はこれだけ急速に少子高齢化が進んでいる割に、高齢者への年金や介護費用増加への対策も不十分で、少子化対策などさらに後手後手である。先ほど東京都の人口が2030年をピークに減少するとのニュースを聞いたが、働き手の多い東京でさえもう先が見えている。いかに急速に人口ピラミッドが変容するか、だいぶ前から分かっていて待ったなしだったのに国は有効な対策を打ち切れていない。やはり政権変わったほうがいいのではないだろうか。

70才、75才を過ぎても働き続けなければならない人々が増えるんだろうか? でなければ、早ければあと10年後、そして20年後、30年後の年金や医療費を誰が支えるんだ???

などと、考え始めたらキリがないのですが、これだけ当てにならない政府なので老後資金をコツコツ蓄えつつ税金対策もしっかり行いたいものです。

まずは、3月25日に都内で放送大学の卒業式があるそうなので、久々のイベント事だし参加しようと思います。

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# by crushburn | 2023-02-17 15:17 | 放送大学 | Comments(0)