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放送大学: ついに卒業確定!/ 自営業と会社員の格差

2016年の2学期に3年次編入した放送大学。
長く在籍可能なのと仕事の忙しさもあって、だいぶ長く計6年半在籍(うち休学3期)してしまったが、つい先ほど、卒業要件に足りなかった2単位分の科目が単位取得できたことがわかり、ついに卒業が確定しました!

ここまで長かったー!!

本当は21年1学期で卒業予定だったのだが、なんと不覚にも1科目落としてしまい卒業できず・・・。コロナ禍で通訳の仕事はごくわずかな時期が続いていたこともあって、色々な面でモチベーションが落ちてしまい、一旦お勉強も保留にしていました。

ようやく昨年半ばから仕事が劇的に回復したので仕事以外のモチベーションも上がり最後の1科目を受講。コロナ禍もあって気になっていた社会保障に関する科目を取りましたが、私のようなフリーランス/自営業の立場が万が一の際にいかに弱いかが改めてよく分かりました。

例えば、会社員なら辞めても失業保険があるし希望すれば職業訓練も国の支援で受けられるけど、個人事業主は基本そんなのないし(11年の震災時も仕事が一気になくなったが政府からの支援はなかった)、コロナ禍で支援金も出たけど家賃でほぼ飛んでしまう金額。他に無利子の融資制度もあったようだけど返済するなら自腹と同じだし、職業訓練のように完全に支給してもらう内容の支援は存在しなかったと思う。当時兼業してたフルタイム契約社員の仕事もコロナ禍で終了になり、1年未満の雇用だったため職業訓練を受ける資格がないと言われた。あまりにも自営業者の立場は脆く、こうした外的要因で急に仕事がなくなれば、あっという間に無収入で生活が苦しくなってしまう。ステイホームの期間中、近所のスーパーで買い物しながら「私もじきにここでレジ打ちのパートかなかぁ・・・」と何度も思ったし。

もちろん自腹で万が一の備えはしてるけど大金持ちでないので額はそこそこだし、一方会社員は状況問わず月給がで続けるし解雇でもすぐ国から失業手当が出るので、乗り切り方が100%自腹vs100%支援となるとまったく危機感が違う。給料が出続けるなら厳しい外的環境の打撃をそれほど感じずに嵐がおさまるまで乗り切れてしまうだろう。

こんなふうに私が感じていた格差や自営業の脆さが受講した科目の中でもしっかり問題点として取り上げられていて、危機の際に自営業者があっという間に貧困層に転がり落ちないためのセーフティネット(しくみ)が必要だ、と第一章で力説されていて大きく納得。以降の章でも男女格差や子供の貧困について詳しい説明があり、すごく勉強になりました。

日本はこれだけ急速に少子高齢化が進んでいる割に、高齢者への年金や介護費用増加への対策も不十分で、少子化対策などさらに後手後手である。先ほど東京都の人口が2030年をピークに減少するとのニュースを聞いたが、働き手の多い東京でさえもう先が見えている。いかに急速に人口ピラミッドが変容するか、だいぶ前から分かっていて待ったなしだったのに国は有効な対策を打ち切れていない。やはり政権変わったほうがいいのではないだろうか。

70才、75才を過ぎても働き続けなければならない人々が増えるんだろうか? でなければ、早ければあと10年後、そして20年後、30年後の年金や医療費を誰が支えるんだ???

などと、考え始めたらキリがないのですが、これだけ当てにならない政府なので老後資金をコツコツ蓄えつつ税金対策もしっかり行いたいものです。

まずは、3月25日に都内で放送大学の卒業式があるそうなので、久々のイベント事だし参加しようと思います。

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by crushburn | 2023-02-17 15:17 | 放送大学 | Comments(0)

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