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10/21(マチネ)新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」(柴山・井澤ペア)

待ちに待っていた、私の推しである柴山さんのドン・キホーテ🌹
プリンシパルになって初の演目の初日です。
先シーズンのジゼルや白鳥の湖に続き今回もパートナーが井澤さんなので、安心して観られそう。

私にとっても今シーズン今公演の最初の観覧、且つ柴山さんの公演なので、幕が開く前から気持ちが昂ります😍

この日のドン・キホーテとサンチョパンサは趙さんと福田さん。
趙さんの演技もなかなか、福田さんはのっけからコミカルでその先の見どころも期待させてくれる。

キトリの友人は赤井さんと五月女さんのお二人がこの日デビュー。だけど、前もやってましたよね?と思わせるようなしっくり感。お二人の踊りもよくシンクロしていて息ぴったりのコンビでした。

そして柴山さんキトリが広場に登場。踊り始めると周りのダンサーがタンバリンや手拍子で囃すのだけど、
「私も一緒に手拍子👏してもいいですか⁉️😍😍😍」
と思わず客席で手を叩きたくなるほど、久々の柴山さんに大興奮❤️❤️❤️ 相変わらず踊りが丁寧で正統派。音にもよく合っていて動きの合間のポーズも綺麗に決まってます。ここが私が柴山さんの好きなところ。
続いて井澤さんバジルも登場❗️ 相変わらずカッコイイです。床屋、というより、青山・表参道あたりのイケてる美容師さんぽいですが😄
キトリとバジルのコミュニケーションも演技が入ってよく表現されていて、私の想像はいい意味でだいぶ裏切られ、生き生きした市井の若いカップルが舞台にいました。
組んで踊っていても、それぞれソロ(パドトロワも)を踊っていても、お二人とも完璧で眼福。

木下さんのエスパーダは3年前の配信も何度も見て家で唸っていましたが、やはり渋い!
いかにも古参の闘牛士で、今まで何人の女性を泣かせてきたんだ⁉️とあの雰囲気だけで思わせるところがすごい。とても魅せる踊りだし、踊り子やカスタネットの朝枝さんや渡辺さんのメルセデスとのやり取りもゾクゾクするし、第二幕の中でストーリーを確実に紡いでると思います。

夢の場のキトリのバリエーションでは柴山さん、ちょっと緊張されていた?ように見えましたが、完璧に踊り終えていたと思います。

第三幕の結婚式でもアダージョはお二人の息ピッタリ。バリエーションもそれぞれキッチリこなされていて、コーダはお二人の気も技も高まって素晴らしい‼️ 完璧に決まってます‼️😍😍 終盤珍しく井澤さんにアクシデントがありましたが、毎回手堅く全てキッチリ決めてくる井澤さんにしてはものすごく稀なことだったのでは? この日もそれまで全て完璧に進められてきたので、ご本人にとってはものすごく悔しかったのかもしれませんが、全体で見ればマイナーな事象だったと思いますし、その直後は柴山さんが高速ピケをバッチリ決めて印象を挽回、無事に幕が降りました。

ボレロは益田さんと前日デビューの渡邊さん(弟)。男性はポーズの一つ一つが力強くはっきり決まって安定感もあり、よかったと思います。

今シーズンの初ドンキ、美しく手堅くキッチリキメるペアの演技でした。
柴山さんは丁寧な技術に昨シーズンからの演技力が加わり、3年前からより進化した、生き生きしたキトリが好印象でした。

# by crushburn | 2023-10-30 00:03 | 音楽・舞台 | Comments(0)

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」マラソン終了

はあ・・・。

やっとシーズン開幕公演のドンキマラソンが終わりました。
というか、勝手に10公演中4公演も観て全力疾走→疲労困憊しているだけなのですが。

夏休みを挟んでの久々の公演ということもあり、演じる側も大いにエネルギーがみなぎっているように感じました。
役デビューの方も各日色々いらっしゃいましたが、やはり嬉しかったのはプリンシパルとして改めて役を演じた柴山さんと速水さん。それぞれ別途感想は書きますが、柴山さんは昨シーズンに続きより自信・確信を持って主役を演じ、速水さんは3年前と同じ唯さんとのペアでやはりより自信に満ちたプリンシパルらしさを感じさせてくれました。

今回10公演とくるみ割り並みの公演数にはちょっとびっくり。そして同じ主役ペアでも周りの主要役を担うダンサーが微妙に違ったりして、先行購入したチケットに追いチケする羽目になり、この公演だけでお金が・・・🪽🪽🪽・・・😱

それでも観たいものを観たいように観たので満足です。
大いに感嘆し興奮した踊り、がんばれ〜と心の中で応援しながら観ていたダンサー。
期待もこめて今後楽しみにしています。

吉田監督は色々なダンサーにチャンスを与えてるように思います。若手に対しそれが特に顕著ですが、今まで支えてきた中堅ダンサーもこれからも重用してほしいなと思います。

# by crushburn | 2023-10-29 22:52 | 音楽・舞台 | Comments(0)

8/13 The Artists バレエの輝き @ 文京シビックホール

はぁ、、、、本当にいいものを観せてもらいました😍

新国立バレエの公演にお金を使い過ぎているので、8月のバレエ公演ラッシュはお財布の紐を固く閉め、今日のこの公演だけチケットを買っていました。
オペラ座もロイヤルもgggも萌木の村も観に行きたかったのですが、米英のトップカンパニー3つからプリンシパルらが集まるとのことで、美味しいとこ取りのこの公演にしたわけです。

第一部は舞台上でのクラスレッスン。本公演用の映像スタッフが舞台上でカメラを持って回り、レッスン中のダンサーの動きを撮影し、ライブで舞台奥の大きなスクリーンに映し出します。ケーブル無しのカメラですが、スクリーンの動きもピアノの音と(多分)ズレがなくて、どんな通信機器で映像飛ばしてるのか興味津々でした。

、、、いや見るべきはそこではなくて、、、。

50分ほどバーレッスンとセンターでのレッスンでしたが、終盤のジャンプや回転では魅せてくるダンサーもちらほら。ジャンプでは海賊の男性ソロのピアノ伴奏だったからか、マシュー・ボールはアリっぽいフリも入れながら540°をキメたり、回転は女性は32回転分の小節数回ってたり、ウィリアム・ブレイスウェルはひと蹴りで安定した軸のままずーっと回転し続けたり。客席からも度々カメラに技が映ったダンサーに拍手が送られていました。客席全員から見られながらの練習って、その後がっつりPDD踊るのにちゃんと体ほぐれるのかしら、と余計な心配してみたり(←全く不要な心配)。

休憩時間にロビーをうろうろしてみると、明らかにバレエやってますという姿勢や4番の足で立ってお喋りしてる方もあちこちに。国内バレエ団のダンサーも先日観に来てたようだし、やはりこれだけ選りすぐりのダンサーが集まる公演は注目度高いのね。

第二部はまずドン・キホーテ。キャサリン・ハーリンはきっちりしっかり踊るキトリ。この作品好きなのが滲み出ていたし舞台袖への下がり方もキトリらしかった。アラン・ベルは体格しっかりしててすぐ確信しましたが、片手リフトも軽々完璧だし安定感抜群のサポート。とても素敵なGPDDでした。

金子扶生さんとムンタさんのコッペリア、お二人とも素敵だったのですが個人的には好みではなかったかも。シンデレラの方が良かったかな。それでも扶生さんを生で拝見でき眼福。ムンタさんはいつ見ても美しく全てが完璧です。

山田さんと五十嵐さんの海賊は、山田さんのグランフェッテが全て2回転でびっくりでした。後半は1回転にする人がほとんどなのにすごい! 五十嵐さんも躍動感あって素敵でした。

タイラー・ペックとローマン・メヒアのチャイコフスキーPDD。この二人もアメリカ人だなーと思わせる筋肉多そうながっちり体型。けれどもタイラーは動きが軽妙で精緻、ソロは曲速いなと思いましたが体も足も正確に音楽と合っていてコントロールが卓越。コーダでローマンにフィッシュダイブするのもかなり迫力があり、しかも手の先が床に付いてる!ダイナミックなPDDでした。

ダイアナとアクティオンは、第一部でも調子が良さそうだったマシュー・ボールに期待してたのですが、途中でお衣装がずれてしまいちょっと踊りにくそうでしたが、魅せるところはしっかり踊って魅せてくれました。マヤラ・マグリはダイアナの赤い衣装がお似合いで、ソロ最後の弓を放つポーズもとても格好良かったです。

最後ヌニェスとブレイスウェルのグラン・パ•クラシックは、ネラ様は完璧で、今日の女王様は彼女でした。片足ポワントで両手離しでもずっとバランス取れるし、動きは一つひとつ美しいし。ブレイスウェルもとても素晴らしいのですが、この作品に合ってるかと言われるとそうでない気がする、個人的に、なんとなく・・・(リース・クラークだとしっくりくるかな)。別プログラムの薔薇の精の方がよりピッタリだったかもなぁ、、、うん、彼の薔薇の精はすぐイメージできる。

どのダンサーもペアも、世界トップクラスのカンパニーの実力を見せつけてくれました。いつも新国立バレエばかり観ていますが、世界のバレエはさらにすごいと改めて実感させられます。

この公演で2022/23シーズンのバレエ舞台鑑賞は一旦終了で、次回は10月下旬の新国立バレエのドン・キホーテです。既に主役キャスト違いで3公演チケットゲットしたので楽しみです。今の所他のキャストは発表されてないので、奥村さんがどうなるのか、木下さん以外に誰がエスパーダやるのか、、、、。

取り急ぎ私の勝手な希望では、
街の踊り子とかメルセデス: 奥田さん、直塚さん、飯野さん・・・あたり?
エスパーダ: 木下さん、渡邊拓朗さん、森本晃介さん・・・あたり?

どうなることやら、楽しみです!

# by crushburn | 2023-08-14 01:06 | 音楽・舞台 | Comments(0)

6/17(ソワレ)「白鳥の湖」新国立劇場バレエ(米沢・速水ペア)

いよいよ3/3回目の鑑賞です。毎回引き込まれてがっつり鑑賞するので疲れも積み上がっていますが、速水さんの王子デビューをしっかり見届けました。

喪に服す王子を演じるからか、いつもの茶髪封印で黒髪で登場。物憂げ且つ誰が何を働きかけても心が動かされない様子です。それでもベンノとクルティザンヌとのパドカトルは速水さんの美しい動きが目を惹きます。
木下さんのベンノは踊ってない時のお芝居もよく考えられています。これは前回も感じたことですが。

米沢さんの白鳥を舞台で観るのは今回が初めてでしたが、難しいことをいとも軽々とこなし時に重力を感じさせない動きで驚きました。腕の動きもとても滑らかで本当に白鳥に見えてきます。第二幕のマイムも分かりやすくでもはっきりし過ぎずいい塩梅です。

中家さんのロットバルトは前回からさらに進化したように感じました。動きがより明確になり、白鳥たちに対する圧倒的な支配をより感じさせる力強さが現れていました。
2羽の白鳥は中島さんと花形さんの動きがよくシンクロしていて美しかったです。

第三幕の王女たちの踊りは実力派の御三方。奥田さんのイタリア王女も高速・複雑な振付を軽やかに華のある踊りで魅せてくれました。
スペインの踊りはベテランの4人なので大いに安心して見ていました。この踊りといえば浜崎さんのイメージなのですが、ほんとに残念ながら今シーズンで退団されるので今回はオペラグラスでじっくり拝見。くるみ割りの花のワルツでもリードポジションでしたし、動きもそして脚も綺麗な方なので惜しい限りです。

ロットバルトに連れられてきたオディールを見た瞬間、王子は何かを感じて手を取り舞台袖に2人で消えていったのですが、その後のPDDでも王子の惹かれっぷりが分かります。しっとり踊りながらふと手が離れたオディールを捕まえようとすると、スルッとかわされ一瞬「?」となってから視線でオディールを追う様子とか。一方オディールはロットバルトと耳打ちしながら王子を魅了し、白鳥を思い出された際にはこれみよがしにオデットと全く同じ動きをして心を誓った相手であると王子を確信させます。この辺りの米沢さんの表現もすごく上手くて観ている私も「そうよね、昨日の湖のあなたよね」と納得しそうでした。それと、途中米沢さんがアラベスクでポワントに立ち、速水さんの手が離れてから多分5秒以上ポーズを維持していてびっくり。軸の安定感が素晴らしいのでここまで立っていられるのですね。もちろんこの時は拍手喝采です。

お二人のパートナリングは、以前ドンキ映像配信の際も組んでいたので信頼感も既にあったと思いますし、何しろ大ベテランの米沢さんが相手なので今回の王子デビューでも速水さんは手堅くサポートしていました。

続く王子のソロは、速水さんお得意の高く空中姿勢の美しいジャンプや安定感抜群の回転の連続で存分に魅せ、全て決めてくれました。素晴らしかったです!! 踊り終わった後のポーズでご本人の表情にも現れてましたが、本当に会心の出来だったと思いますし、会場も拍手喝采、大いに歓喜していました。

そしてオディールのソロも、さすが米沢さん!と感嘆する内容。特に冒頭の回転は美しく、正面を向いた時も毎回足が綺麗に上がったまま一瞬停止できていて、ここはYoutubeで色々なダンサーを見ても停止せずに体が次の動きに流れて(流して?)しまうことも多いので、米沢さんの技術力の高さがよく分かります。

そしてコーダもお二人の技が競い合うように冴えてました。ここまでくるともう、技のデパートです!(笑)
速水さんのジャンプは前述の通り高く大きく美しく、高速回転も軸が安定していて素晴らしい。オディールという美しい女性を見つけた嬉しさが踊りに満ち溢れていました。米沢さんの32回転は、3回転を何度も入れつつ全くバランスが崩れない驚異的な精度、そして回転を終えて着地・ポーズする際も全く乱れず優雅にポーズまで持っていきます。慣性が働いている体の回転軸を短時間で減速するので一瞬不意に揺らいでから着地になりやすいと思いますが、さすがの安定軸で落ち着いて回り終わり易々とポーズを決めてしまうところはお見事としか言いようがありません。コーダの最後のポーズは、オディールの両手に頬を寄せ惚れ込んで舞い上がっている王子を見透かすかのように、米沢さんはゆっくり鷹揚に右手を後ろに引いていきました。手がゆっくりの方が、王子の心を落とし密かに勝ち誇った感が滲み出て個人的には好きです。

第四幕はコールドの見せ場なのですが、今回3回とも1階前方ブロックなのでフォーメーションが全く見られず😭 それでも皆さんの動きは体や手の角度もとても揃っていて美しかったです。
最後ロットバルトが兜を取られ白鳥たちに追い詰められる様子は、今までで一番危機迫る感があり中家さんの演技が光っていました。そして、湖から引き上げた王子の体を腕に抱え重い足取りでゆっくり歩くベンノ。木下さんの絶望感に満ちた見せ方が泣かせます。

・・・これで私の白鳥の湖ウィーク、全3回の鑑賞が終わってしまいました。観覧後も毎回あれこれ反芻したりYoutubeで他のダンサーの踊りを参照したり、何より白鳥の湖の楽曲が常に何かしら脳内連続再生されているので、他のことをあまり考える隙間がありませんでした。そして今でもまだ白鳥ブームが私の中で続いています・・・。


なお、翌日の小野・奥村ペアはインスタで舞台袖からの写真がアップされてましたが、見ただけでもう、溜め息ものです。オデットと王子のシーンの写真数枚でしたが、このお二人のケミストリーが醸し出す悲壮感、絶望感、それらを内包する美しさが、写真だけで十分伝わってきて、素晴らしい舞台だったのだろうと想像できます。この日のチケットを取らなかったことをちょっと後悔。

今回の公演も無事に終わったようで何より。後はエデュケーションで怪我から復帰する木村さんと速水さんのペアの白鳥を鑑賞して、今シーズン終了です。ひと月先ですが、今まで組んでいないペアだと思うので楽しみです。

# by crushburn | 2023-06-22 15:22 | 音楽・舞台 | Comments(0)

6/14マチネ「白鳥の湖」新国立劇場バレエ(吉田・渡邊ペア)

3回観覧予定の2回目。今日は木村優里さんの代打の吉田朱里さんと渡邊峻郁さん。

吉田さんの起用は正直大抜擢だろうし、ゲネプロ見学したある方はキャスティングに懸念を示し、渡邊さんの懸命なサポートを多分に評価していたので、私もちょっと心配だった。

第一幕は私にとって初の中島瑞生さんのベンノ。舞台に映える長身と美しい立ち姿に加え、クルティザンヌとの踊りも端正で目を引きました。中島さんもスター性がありダンスール・ノーブル向の人だと思うので、これからにますます期待。王子を気遣う演技もなかなかでした。渡邊さんのジークフリート王子は井澤さんほど塞ぎ込んではいないのか、ベンノとクルティザンヌと踊ってる時はより明るい表情になります。クルティザンヌは先日と同じ廣川みくりさんと広瀬碧さんで、みくりさんの甘えるような視線が高級娼婦ぽく◎。

第二幕、いよいよ吉田さん登場。細い、そして手足が長い! これまでに観た新国のオデットに比べるとインパクトが弱いのは、ロールデビュー且つ主役デビューの緊張・重圧もあったのだろうか。手先がイマイチふわっとしていて、表現ももう少し欲しいかな。渡邊さんとのパートナリングも心配しながら見守っていましたが、十分すぎるほどのサポートで吉田さんを踊らせていた感は若干見受けられました。一方、今日ロットバルトデビューの小柴さんは、なかなかいい感じ。兜を被ってるので動きづらいだろうと思うのですが、パパッと俊敏に首を動かして鳥っぽい雰囲気が出ていました。いかにも悪巧みをする黒鷲の様相。2羽の白鳥は先日と同じ廣田奈々さんと花形悠月さん。直塚さんはやはり群舞でも目につきますが、全身が一つにしっかり繋がった上で足や腕が動いてて、理想的な使い方ができているのですね。トウで両足を揃えて小刻みに立っている時など、上体がきちんと繋がって乗ったその足で床に突き刺さるように立っているのがわかり、見ていても他のダンサーと違います。

第三幕、見せ場です。各国の踊りはハンガリー、ポーランド、イタリアとも先日のキャスティングと同じ。相変わらずイタリア王女の五月女さんが、足が忙しすぎる振り付けなのに軽やかで難しさを感じさせない踊り。さすがです!そしてスペインの踊りは小川尚宏さんと森本晃介さんが今日ロールデビュー。が!踊り出して早々に森本さんの被っていた帽子が脱げてしまい、顎にかかって押さえていたゴムが首にかかり帽子が後ろにぶら下がる事態。大丈夫かしらと心配しつつも、サラッサラの髪を靡かせながら踊る森本さんがカッコよくて😍彼ばかり見てしまい、小川さんを見るのをすっかり忘れてしまいました💦 結局大事に至らず無事踊り終えました。しかし森本さんは踊っている時もずっと背中が綺麗です。この方もこれからがとても楽しみです。

そしてオディール。オデットの時と打って変わって吉田さん、とても華やかです。この差をつける意味でも1幕はおとなしかったのかしら(緊張もあると思うけど)。表情もより自然で且つ時々企んでる表情を客席にちらっと見せたり、踊りながら視線でちょくちょくロットバルトの指示を仰いだり、色々作り込んだなと思いちょっと楽しみになってきました。アダージョまでが終わり、次は渡邊さんのソロ。滞空中の形はいつものように美しく、着地はしなやかで音もなく微動だにしない素晴らしさ。そしてオディールのソロに続くコーダでは、32回転は全てシングルで難なく回りました。はい、無理しなくて大丈夫、大抜擢デビューの山場の山場なので、これで十分です。

第四幕、王子が誓いを破り、そのため白鳥の呪いが解けなくなったことを絶望し、他の白鳥の娘たちと悲しむオデット。王子が再び湖に現れて謝罪し許されるが、そこからのアダージョで組んでいた時、吉田さんが斜めの姿勢で回りきれずに渡邊さんが両手で無理やり回して音楽に追いつくという場面も。それでも第ニ幕より表現がはっきりして(緊張が解けて?)オデットはよくなったと思う。

この日はポール・マーフィーさん指揮でしたが、吉田さんのデビューを応援するかのように結構盛り上げるメリハリの効いた演奏のように感じましたし、全幕通して他の出演者の踊りも客席も応援しながら見守るオーラが満ちていました。

それにしても、吉田さん頑張って〜!と思いながらハラハラして鑑賞し、特に第三幕のPDDでは心臓がドキドキしたし、今回も最後までがっつり鑑賞してぐったり疲れる羽目に😱

あと残り1回、いよいよ速水王子が米沢唯さんの力を借りてデビューです。中家さんロットバルトと木下さんベンノも改めて楽しみです。

# by crushburn | 2023-06-14 23:35 | 音楽・舞台 | Comments(0)